げに楽しきはなぜなぜ期

こんにちは!ばあばです。

あれはなに?

これはなに?

どうして?なんで?

一度は必ず訪れるなぜなぜ期。

子育ての間でこの時期程楽しく思い出深い日々はないように思います。

このころの子どもたちは毎日忘れたくないようなやりとりをたくさん残してくれました。

次男のピエール改めピロリはばあばの口の中を覗き込み

「おかあさん、どうやって銀歯を生やしたの?

いいなあ!!

ぼくも欲しいなあ!」

笑いをこらえながら「10年早いよ」と言いましたが

30歳を超えた今も彼は銀歯を生やすことに成功していないようです。

あるいは横断歩道で毎日会うみどりのおじさんに

「ねえねえ、おじさん、どうしておじさんが旗を振ると信号が青になるの?」

と真剣に尋ねたことも。

尋ねることもひとりひとり興味が違うようでそれぞれ特徴がありました。

一番対応が大変だったのがクマでした。

彼にとっては目に映るもの全てが謎で興味があり知りたくてたまらないようでした。

ネットなど無い時代色々調べるのは大変でしたが、図書館に出向いて一緒に調べたりしました。

「蛇口をひねるとなぜ水が出るの?」というので

「蛇口のそばまで水が来ていて、ひねると栓が開いて水が出てくるんだよ。」

「どこから流れてくるの?」

「山のダムから地面の中の水道管を通ってうちまできてるんだよ」

「ああ、そうか。

ダムに雨の水を貯めてそれが流れてくるんだね。すごいねえ。」

という感じ。

ある日電線を指さして

「あれは何?」

「あれは電線だよ。

電気が通ってくるんだよ。」

「どこから来るの?」

「発電所から来るんだよ」

その頃はじいじの転勤先の唐津にいたので

「ここらへんの電気は多分玄海原発か唐津発電所から来てるよ」

当時唐津にはまだ火力発電所がありました。

「電気ってどうやってやってくるの?」

「よく知らないから調べてみよう」

そこでばあばも初めて知ったことがあります。

電気という物体があり、水のように押し出し式に出てくるものではないということ。

蓄電することが水を貯めるように簡単では無く、24時間稼働している発電所のおかげでいつでも電気が使えるということ等。

「どうやって電気を作るの?」

来た来た!

この質問、水の時にもあったなあ!

でもこれはばあばにはお手上げでござる。

丁度その頃、唐津火力発電所は時々子供向けのイベントをやっていました。

発電所内でアイスクリームを食べたり遊んだり、廃炉になった発電機を展示した場所を案内して説明してくれるという、まさにクマの質問にうってつけのイベントでした。

さて、早速お天気のいい日曜の朝、ばあばと子どもたち三人は自転車に乗ってえっちらおっちら火力発電所まで行きました。

クマが喜んだことは言うまでもなく、まめママもピロリも楽しそうで1日遊んで帰りました。

30人ほどの親子が訪れていましたが、タービンやらなにやら色々機械を見せてもらい説明を聞きます。

「なにか質問はありませんか?」

と言われると

「はい!!!」

クマは山のように質問をして随分と納得したらしく機嫌は上々。

「さあ、帰ろうかね」となった時

説明をしてくれた九州電力のおじさんが

「君は機械が好きなんだねえ。

いつか九電に就職してね」と言ってくれました。

するとクマは真剣な顔で

「僕はロボット博士になるから九電には来られないんだ。」

と答えていました。

クマはその後大変困った質問も繰り出しましたが、その話はまた今度。

コメント

  1. 続きがとっても気になります!!夏には2人目が産まれますが、ばあばさんのようなお母さんになりたいです(^^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です