ばあば初めての投稿です。
この度、こちらに時々ばあばも投稿することになりました。
なにかと物騒な世の中
こどもにどこまで教えたらいいのか考えることがありますよね。
ばあばが子育てしていたのはもう35年前から15年前までの20年間ですが、なんどか「ああ、教えておかなければならなかった、、、」と思ったことがあります。
今日はその中の一つ
ばあばの実家は福岡の片田舎にあります。
周りは見渡す限りの田んぼが広がり、すぐそばに大きな川が流れています。
遠くには低い山が見えて、実家は道に面していますが、めったに車が通ることもなく春には河川敷は菜の花やつくしでいっぱいになります。
どこまでも続く水田の稲は春先から青々と風になびき、秋になれば金色に揺れて息をのむような美しさ。冬には麦が実ります。
季節になるとモンシロチョウや、トンボが群れを成して飛んでいます。
つまり、ほんとに何もないところです。
ある夏の暑い日
夏休みに家族で実家へ帰った折のこと、子ども達は実家横の田んぼで遊んでいました。
まめママが小学校低学年、クマ(長男)とピエール(次男)が幼稚園生のころだったでしょうか。
田んぼのあぜ道で遊んでいた3人。
突然大きな声でなにか叫びながらクマが走ってきました。
なにやら大きなものを抱えて走ってきます。
そのあとをまめママとピエールが転がるように必死で追いかけてきます。
遠くから見るそれはちょうどブリキの湯たんぽくらいの大きさ。
しかしかなり重そうです。
走って走って、やっと近くまでやってきたクマ。
誇らしそうに「お母さん!カメ!」
と言った瞬間、それまで丸まって頭も手足も甲羅の中に畳み込んでいたカメの首が伸びました。
「あっ!!!」という間もなく、そのやたらにでっかいカメはクマのお腹に噛みつきました。
目にもとまらぬ速さとはあのことです。
一瞬のことで何が起きたのかよくわかりませんでした。
やっとのことでカメが口を開けたときは、シャツの上から噛まれたにも関わらずクマのお腹から血がにじんでいました。
お腹にはカメの口の跡がひし形にくっきりと。
それはそれはきれいなひし形でした。
クマは、湯たんぽほどの大きさのカメの顔を自分の方に向けて持っていたのです。
カメの口の跡は1ヵ月程彼のお腹に残り勲章のように輝いていました。
幼稚園でもみんなに見せびらかしていたようです。
その後そのカメは相当お腹が減っていたらしく、いりこを山ほど食べ田んぼではかわいそうだからと大きな川に逃がしてやりました。
何度も何度も振り向きながら名残惜しそう泳いで行ったかどうかは不明です。
ばあばの実家あたりは時々川が氾濫します。
田んぼも道も水の下に沈み、あたり一面海のようになることがあります。
そんな時には大きな鯉やカメだけでなく、ハクチョウなども飛んできて水田だか道だか分からないところを悠々と泳いでいました。
その大きなカメもきっと川から流れてきて、帰ることができず田んぼの隅で不幸なカメ生を送っていたのでしょう。
あの大きさでは田んぼの生き物では食料が足りず瀕死の状態で、クマはカメの命の恩人だったのかもしれません。
あれから30年ほど経ちますが、まだカメは恩返しにきません。
それにしても、カメの頭を上に向けて無くて良かった、カメがすっぽんでなくて良かったと胸を撫でおろしたものです。
カメは頭を自分と反対側に向けて持つこと。
まめやゆめには早く教えてあげようと思っています。
ばあば待ってました~私は福岡より更に更に下の方の九州のとある所に在住ですが、ここは今も山あり川ありののどかな所です亀さんに遭遇したらばあばの教訓を胸に戯れたいと思います笑
はじめまして
いつも楽しみに拝見しています
今回メッセージを送ろうと思ったのは
何を隠そう隠さず言います
我が家にも三人年子の子供がいるからです
子供といっても191817歳とほぼ子育ても終了しつつある年齢です
そして子育てのアドバイス…
すごくわかるなぁと思ったのです
三人の子育て中、何が正解かもわからないままあっという間だったからです
今、歳の離れた弟の子供たちがちょうどまめちゃんとゆめこちゃんと同じ歳で、
お嫁さんに同じようなことを言われたことがあるんです
しかし何をアドバイスすればいいのか
何からアドバイスすればいいのか
全く持ってわからなかったのです
子育てってそんなもんだよな、うんうん
と一人納得してニヤニヤしてしまいました
またエピソードを拝見できることを楽しみにしてます
最高です!!ばあばさん!
私もリアルばばちゃんですが、まだ孫に教えてないので早く教えなくちゃ( ≧∀≦)ノ