あの頃〜手洗い編〜

今でこそ、気を遣うべき部分とそうでもない部分がわかるようになり

細かいことに不安を感じることなくのんびりと育児をしているが、まめが生まれた頃は何もかもが不安で神経質になっており、心休まる暇などなかったように思う。

例えば手洗いひとつとっても、特に何かを触ったわけでなくとも我が子に触れる前には必ず石鹸で何度も手を洗い、それだけでは不安で消毒液をふりかけ、私の手はいつも真っ赤でカサカサヒリヒリしていた。

取り立てて綺麗好きなわけでもないのに。

 

 

情報過多なこの時代。

これこれこんなものが原因で子供が病気になっただの、これこれこうで命に関わることもあるかもしれないだの危険を示唆する情報があちらこちらで飛び交い、結局「だからコレを使えば安心!」という広告だったりするのだけれど、悲しいかな、我が子のこととなるとスルーできずに踊らされてしまう新米親心。

私1人で怖がっているぶんには誰に迷惑をかけるわけでもないので問題ないのだが、困るのが来客時。

 

客人にそれと気づかせず、手を洗ってもらうにはどうすればいいのか。こちらから切り出すのはどうにも感じが悪いし、だからといって洗わない手で我が子に触れられたらと考えるといても立ってもいられず

考えに考えてひり出した苦肉の策

 

 

自虐風誘導。

 

これはこれで意図が透けて見えるため感じが悪いこと甚だしいのだけれど

産後のポンコツ頭はそんなことまで気が回らない。

 

そんな私の様子に「ああ、子供が心配なんだな。こんなになっちゃって……」と察してくれた友人たちが

気づかないふりをして手を消毒してくれていただけのことで

それでもそのときはこれがベストだと思っていたし、今になってそのときのことを思い出すと申し訳なさと恥ずかしさのあまり消えたくなる。

 

強迫観念って恐ろしい。

必要な情報は自分で選び、選んだ以上はその選択に自信を持って生きたいものだと思ってはいるものの

子供が絡むといまだに時々派手にぶれることがあるので

親をやるってのはほんとうに大変なものなんだなと思い知らされるばかり。

 

“あの頃〜手洗い編〜” への 1 件のフィードバック

  1. 同感。わかりすぎて涙と笑いが込み上げてきました(笑)。赤ちゃん以外の人間を自分を含め全て汚染物質とみなしてました。初めての赤ちゃんってそうなりますよね。

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